
先週、GA4のホーム画面を見て青ざめた。「アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間」が7秒。前の期間比で-42.7%。アクティブユーザー数も35人(-32.7%)。
さすがにおかしいと思い、数字の中身を分解してみることにした。結果、単純に「記事がつまらなくなった」という話ではなく、複数の要因が重なっていることが分かった。
まず全体像
過去7日間(7/3〜7/9)のセッション単位で見ると、こうなっていた。
| チャネル | セッション数 | エンゲージ率 | 平均エンゲージメント時間 |
|---|---|---|---|
| Direct | 22 | 27.3% | 9秒 |
| Referral | 8 | 37.5% | 0秒 |
| Organic Search | 6 | 50.0% | 8秒 |
| Unassigned | 6 | 0% | 2秒 |
| Paid Search | 1 | 0% | 0秒 |
全体のエンゲージ率は31.58%。つまり残り7割弱は「10秒未満・イベントなし・1ページだけ見て離脱」のセッションということになる。平均値はこの「非エンゲージ」セッションに引きずられて低く出る。ここが第一の反省点。
原因1:トップページの離脱が重い
過去28日間で見ると、ページビューの52.7%がトップページ(/)に集中していて、平均エンゲージメント時間はわずか11秒。一方で個別記事は/ai-writing-side-income-50k/が39秒、/chatgpt-side-job-beginners-guide/が1分52秒と、ちゃんと読まれている。
つまり「記事は読まれているのに、トップページ経由の流入だけが極端に軽い」。トップページからの内部導線(どの記事に誘導するか)を見直す必要がありそうだ。
原因2:A8.netの管理画面からの「参照」セッション
セッションの参照元を見て気づいたのが adv-console.a8.net / referral。これが直近7日間のセッションの21%を占めていて、平均エンゲージメント時間はほぼ0秒。
アフィリエイト管理コンソール(A8.net広告主画面)からの遷移で、実際の読者行動というより自分の作業導線やA8側の検証アクセスが混ざっている可能性が高い。実質的な「読者の滞在時間」を見るなら、このチャネルは除外して考えるべきだった。
原因3:中国からのアクセスが急増(+225%)
国別のアクティブユーザーを見ると、直近7日で中国からのアクセスが+225%。日本語オンリーのAI副業ブログにこの規模の伸びは不自然で、ボットやスクレイピング系トラフィックの可能性が高い。滞在時間ゼロに近いアクセスが混ざれば、平均は当然下がる。
原因4:テーマから外れた下書き記事が生きていた
もう一つ見つかったのが、映画『国宝』や大相撲・乃木坂46・大河ドラマの「読み方」系の記事。これらは下書き(未公開)扱いのはずが、実際には数件のページビューとかなり良いエンゲージメント時間(3分11秒など)を記録していた。
皮肉なことに、これらのテーマ外コンテンツの方が個別記事としては「読まれている」。ただしAIジャンルへの特化・AdSense再審査の方針とは矛盾する。以前記事の棚卸しで「テーマ外記事は削除する」と決めたはずが、下書きの形で残ってしまっていた。ここは棚卸しが必要。
まとめ:次にやること
- トップページの内部導線を見直し、直帰しやすい構造を改善する
- adv-console.a8.netのようなアフィリエイト管理系アクセスは除外セグメントを作って実数を分離する
- 海外(特に急増した国)からの異常アクセスをフィルタで除外し、日本語読者ベースの数字で判断する
- テーマ外の下書き記事を最終判断(完全削除 or 別サイトへ切り出し)する
「平均7秒」という数字だけを見ると絶望的だが、分解してみると打ち手のある話だった。数字が悪化したときほど、平均値を鵜呑みにせず中身を割ることが大事だと再確認した。

